サイトの閲覧数数をダッシュボードで確認できるCount Per Dayプラグイン。
わざわざグーグルアナリティクスにアクセスしなくても、気軽にアクセス数を確認できる便利なプラグインとして人気でした。
そんなCount Per Dayの配布がワードプレス公式ディレクリーで停止されました。
いったい何が行ったのか?今後使えるようになるの?といった点についての記事です。
2019年10月27日にワードプレス公式ディレクリー上でのCount Per Dayプラグインの公開が停止されました。停止された理由は、「ガイドライン違反」Reason: Guideline Violationだと発表されています。
ワードプレス公式ディレクトリーに登録されるには、ガイドラインを準拠する必要があります。
ガイドラインに抵触する場合、今回のように公開が停止されます。
Detailed Plugin Guidelines
・プラグインは GNU General Public License v2 またはそれ以降のバージョンと互換性があること。
WordPress と同じライセンス (GPLv2 またはそれ以降) の使用を強くお勧めします。・プラグインは違法行為を行ったり、道徳上攻撃的であったりしてはなりません (その判断が主観的になるということは私たちも理解してはいます)。
・このサイトにプラグインを表示するには、実際に Subversion リポジトリを使用する必要があります。
WordPress プラグインディレクトリはホスティングサイトであり、リスティングサイトではありません。・プラグインは、ユーザーの許可を明示的に求めることなく外部サイトへのリンクを公開サイトに埋め込んではなりません (例: “powered by” リンク)。
・プラグインは、スパム的ではなくシステムを悪用しないという詳細ガイドラインのリストを遵守する必要があります
ガイドラインに違反した後は、以下のどちらかとなります。
ガイドラインの違反内容を確認し、修繕することで再度公開されるパターンです。
例えば違反の内容が、「プラグインの内部ファイルにスパム的な挙動をするものが含まれていた」のであれば、
それを修繕するということです。
そのまま放置され、プラグインが公開されないというパターンです。
個人的に、Count Per Dayプラグインが再公開されることはないと思います。
ガイドライン違反(Guideline Violation)になったプラグインのページを見ると、2パターンに分かれます。
Count Per Day開発者情報は消えていました。このパターンで戻ってくることはちょっと考えにくいです。
公開されていた最終バージョンは3.6.1ですが、3.2.2以下のバージョンではXSS(クロスサイトスクリプティング)の脆弱性があります。
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2019/JVNDB-2019-008044.html
もし3.2.2未満を使っているのであれば停止するか、バージョンアップすることをお勧めします。
ワードプレス公式ディレクトリーではありませんが、以下のページでCount Per Day(3.6.1)がダウンロードできます。
https://pluginarchive.com/wordpress/count-per-day
繰り返しになりますが、Count Per Dayはガイドライン違反になったプラグインです。
ガイドラインにどのように違反したかの情報がない状態で、あえてインストールすることはセキュリティーの観点からお勧めしません。
公式に配布されているプラグインであっても問題がある可能性があります。
公式ディレクトリーに新規で登録される場合に、プラグインの構造などをチェックされます。ただし、新しいバージョンをアップロードする際に、同様のチェックはありません。
やろうと思えば、公式ディレクトリーに登録後に不正なコードを意図的に埋め込むこともできてしまうのが現状です。
サイトのアクセス解析といえば、Google アナリティクスが定番ですね。
ですが、手軽にワードプレスの管理画面上でその日のアクセスや、人気記事を確認できるフットワークの軽さがCount Per Dayの利点でした。
私もちょっとした確認であれば、Count Per Dayをさっと見る感じのユーザーでした。無くなるのは惜しい!
そんな私が、Count Per Dayに似てプラグインを紹介します。どれもワードプレス公式ディレクトリーに公開されている無料プラグインです。
https://ja.wordpress.org/plugins/advanced-page-visit-counter/
投稿、固定ぺージ、カスタム投稿の閲覧数を一覧ページに表示するプラグイン。
表示形式はCount Per Dayとほぼ一緒。
ただし、その日のアクセス数など、Count Per Dayにあるその他の機能はありません。
どの記事のアクセス数が多いかを把握するならお勧めです。
Count Per Dayの配布停止は、個人的に非常に残念だなと感じました。
私もCount Per Dayが大好きで、自分のサイトで使っていたプラグインだからです。日々のアクセス数だけでなく、人気の記事を気軽に知ることが出来る点などがブログ運営の励みになっていたからです。
同じような気持ちでこの記事をお読みになっている方もいるかと思います。
ぜひCount Per Dayプラグインには復活してもらいたいです。
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