レストランなどの飲食店、美容院・サロン、ホテル、歯科医院など、予約システムの需要はかなり多い。ゼロから予約システムの開発を外注業者に依頼すると、結構な金額になる。そんな中、ワードプレスでは無料の予約システム制作プラグインが多数公開されている。無料にもかかわらずカスタマイズしない状態でもそのまま使えるプラグインが多い。今回は飲食店向けのサイトに導入可能な予約プラグイン「Restaurant Reservations」を紹介します。
小・中規模の飲食店向けに使えそうな予約システムプラグイン。シンプルな機能でダッシュボード上からの設定も非常に楽ちん(ただし現行のバージョン1.4.8では英語のみ)。
予約は承認制。つまり、「空き」状況であっても、管理者が承認しない限り予約を受理しないシステム。
このプラグインで作成した予約システムでどのように予約が完了するかを紹介します。予約が確定する為には管理者の「承認」が必要になるのがポイントです(予約オンラインシステムではなく、予約申請システムといったイメージ)。
以下は予約の管理画面。
予約申請を受けると、予約時に入力された各データ(予約日、名前、人数、メールアドレス、電話番号、メッセージ)とともに、各予約のステータスが表示される。表示は全ての予約だけでなく、今日分のみ表示といった形式にすることも可能。
カスタマイズを行うことなく、ダッシュボード内から設定可能な点をいくつか紹介します。予約受付可能な日付、時間を細かに設定可能な点が非常に便利です。一般的な定休日以外にも例外的な休み、貸し切り日などで予約を受け付けない日や時間帯について設定できます。
このプラグインには、店の「許容量」という概念がありません。例えば「2人掛けのテーブルが20席で、時間ごとに予約出来るのは40人まで」といった制限がないという事です。時間帯ごとの予約人数に応じて、予約受付の制限をシステムが自動的に行うという仕様ではない為、運用の際に考慮が必要です。
ちなみに、手動で「この時間帯(またはこの日)はいっぱいだから予約受けるのやめよー」といった制限は行えます。
手動で設定する場合は、Booking Scheduleタブの「Exceptions」から日付と、時間を選択しましょう。
既に触れた通り、拡張プラグインが用意されています。特に便利そうなのは、「予約の入力カスタムフィールド追加」アドオンです。使い方は自由ですが、例えば禁煙席・喫煙席、アレルギーの確認、コースの選択、利用の用途(合コン、通常の食事、サプライズなイベント等)なんかで使えそうですね。ちなみにこのアドオンは30USDだそうです。
このアドオン以外にも、予約の情報を「エクセル・CSVファイルに出力する」アドオンもあるようです(こちらの料金は20USD)。
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