こんな方におすすめの記事
- エックスサーバーで、中古ドメインって使えるの?
- 他の会社で取得したドメイン、エックスサーバーに移せるの?
- どんな手順で設定すればいいの?
エックスサーバー以外で取得したドメインって、エックスサーバーで使えるか不安だったりますよね?
結論:別の会社で取得したドメインでも中古ドメインでもエックスサーバーで利用できます。
ぜんぜんOKです!
- 中古ドメインを買った
- 以前別の会社で取得したドメインで、今はサイト運営に使っていない
- 別のサーバーで運営しているドメインを、エックスサーバーにサイトごと引っ越したい
- 知り合いからドメインをもらった
このブログの著者
基礎知識:「ドメイン移管」について
中古ドメインをレンタルサーバーで使う設定の前に「ドメイン移管」の意味を理解しましょう。
「ドメイン移管」とは、ドメインの管理会社を別の会社に変更することです。
例えば、ドメイン取得で有名な「お名前.com」でドメインを取得したと仮定します。
この場合、お名前.comがドメインを管理している会社になります。
もちろんドメインのオーナーは、ドメインを取得した自分自身です。
まとめるとこんな感じです↓
- ドメイン管理会社:お名前.com
- サイト保有者:あなた
- サーバー:なし
エックスサーバーで中古ドメインを使う場合、ドメインを移管する方法と、ドメイン移管をしない方法の2種類あります。
エックスサーバーで運用する際、「ドメインの管理をそのままお名前.comにする方法」と、「ドメインの管理会社をエックスサーバーに変更して一括管理に切り替える方法」になります。
ドメイン移管する場合の構成
- ドメイン管理会社:エックスサーバー
- サイト保有者:あなた
- サーバー:エックスサーバー
ドメイン管理会社と、サーバー管理会社がエックスサーバーになりました。
支払いや設定が一括管理になります。
ドメイン移管しない場合の構成
- ドメイン管理会社:お名前.com
- サイト保有者:あなた
- サーバー:エックスサーバー
ドメインの管理会社を変更しない構成です。サーバーは違う会社(エックスサーバー)ですが、まったく問題なくサイト運営が行えます。
サイト運営面で言えば、どちらを選んでもまったく問題ありません。
ただ、ドメイン管理会社とサーバー会社が違う場合に初期設定でドメイン管理会社上でネームサーバーの設定をするといった作業が発生します。
これが難しいと感じるのであれば、ドメイン取得をレンタルサーバー会社と一括にしたほうが楽だったりします。
Xサーバー上で中古ドメインを使う設定手順
エックスサーバーで中古ドメインを設定する具体的な手順を解説します。
ドメイン移管無しで中古ドメインを使う手順
取得した中古ドメインを、エックスサーバーにドメイン移管しないでエックスサーバーを利用する手順についてです。
全体の流れ
- エックスサーバーのレンタルサーバー契約を申し込む
- エックスサーバー上でドメインの追加設定
- ドメインの管理会社でネームサーバーの設定
step
1エックスサーバー契約
すでにエックスサーバーを契約済みの人はこのステップは不要です。
エックスサーバーの申し込みページから、レンタルサーバーを契約します。
X10、X20、X30、Xserver Businessのどれを選んでも、中古ドメインは利用できます。
中古ドメインだからといって、特別な申し込み項目がある訳ではありません。
普通にレンタルサーバーの契約申し込みを行います。
エックスサーバーの各プランの違い、用途別のおすすめプランについて以下の記事で解説しています。
どのプランを選んでいいか分からず不安な人はご覧ください。
-
【Xサーバー】おすすめ料金プランX10と他のプランを比較。各プランの違いを解説します
ブログ記事内に広告リンクを含む場合がございます。人気レンタルサーバーの、「エックスサーバー」についてです。 こんな方におすすめの記事 エックスサーバーのどの料金プランを選んだらいいの? ...
続きを見る
step
2エックスサーバー上でドメインの追加設定
エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
サーバーパネルとは、エックスサーバーの管理画面のことです。
ドメインやウェブサーバー、メールアカウントの設定を行うことができる、会員ページのことです。
サーバーパネルにログイン後、「ドメイン設定」をクリックします。
ドメイン設定の画面に移動したら、「ドメイン設定追加」タブをクリック。
ドメイン名の入力部分に、中古ドメインを入力します。
ドメインを入力する際、「http」や末尾に「/」などを含まないよう注意しましょう。
入力例: wp-customize.net
中古ドメインを入力したら、「確認画面へ進む」をクリックし次のページで設定を反映させます。
ドメインを追加した場合、反映までに1時間程度かかりますが、次のステップを行います(この作業に影響はないので問題ありません)。
step
3ドメインの管理会社でネームサーバーの設定
ドメイン管理者会社でネームサーバーの設定を行います。
エックスサーバー側ではありません。
ネームサーバーは、以下のように設定を追加してください。
ネームサーバー1 | ns1.xserver.jp( 219.94.200.246 ) |
---|---|
ネームサーバー2 | ns2.xserver.jp( 210.188.201.246 ) |
ネームサーバー3 | ns3.xserver.jp( 219.94.200.247 ) |
ネームサーバー4 | ns4.xserver.jp( 219.94.203.247 ) |
ネームサーバー5 | ns5.xserver.jp( 210.188.201.247 ) |
以上で中古ドメインをエックスサーバーで使う設定は完了です。
ネームサーバーの反映には時間がかかります。
日本国内のネームサーバーの場合、長くても1日程度です。
海外からアクセスする為にはさらに2、3日かかるのが普通です。
ネームサーバーの設定が反映されているかどうか確認するには、実際にサイトにアクセスしましょう。
エックスサーバーのテストページが表示されていれば中古ドメインがエックスサーバーで利用できている状態です。
それ以外の画面が表示されている場合は、数日時間をあけ再度サイトにアクセスしてみてください。
どうしてもサイトが表示されない場合
設定完了してから数日経過してもサイトが表示されない場合の解決方法です。
チェックポイント
- エックスサーバーの確認
- ネームサーバーの確認
エックスサーバーの確認
サーバーパネルにアクセスして、中古ドメインが正しく追加されているかを確認しましょう。
そもそも中古ドメインて何だ?
サイト運営を開始際に必要なドメイン。
新規で取得できるのに、わざわざ中古ドメインを高値で購入してサイト運営をする理由を知ってますか?
中古ドメインのメリット、デメリットについて解説します。
中古ドメインを利用するメリット
中古ドメインは新規ドメインと比較して価格も高く、入手するレベルも高いです。
それでも中古ドメインは売買されています。
なぜ中古ドメインが人気なのか、その理由について解説します。
- 強くてニューゲーム
- こだわりのドメインが手に入る
強くてニューゲーム
中古ドメインを使う最大のメリット、それはずばりSEO対策です。
サイトで成果を出す為の一番重要な要素はSEO。
新規でドメインを取得しサイトを立ち上げるより、すでにドメインパワーが高いドメインを使ったほうが確実に成果があがります。
ドメインパワーはツールでチェックできる指標です。
中古ドメインを購入前に、ライバルとなるサイトのドメインパワーをチェックし、それ以上のドメインパワーを持つ中古ドメインを選ぶという戦略は以前から珍しいことではありません。
こだわりのドメインが手に入る
会社名に似たドメインを取得したかったけど、すでに他の人に取得されていた。
こんな経験ありませんか?
ドメインは早い者勝ちです。どうしても欲しいドメインが手に入らないことがあります。
他のユーザーが取得されてしまったドメインがどうしても欲しい場合、ドメイン保有者に連絡をとり調整がつけば購入することもできます。
あのフェイスブックも以前は違うドメインでしたが、中古ドメインを何度か購入し現在のドメインでサービスを提供しています。
ちなみにfacebook.com中古ドメインを200,000USドル(2020年10月の為替レートで21,076,200円)で他社から購入しています。
中古ドメインのデメリット
新規ドメインでのサイト運営と比較して、中古ドメインを利用するにはデメリットがあります。
- 新規ドメインと比較してかなり割高
- ペナルティーを受けているケースがある
新規ドメインと比較してかなり割高
新規ドメインは数十円から取得できます。
高いものでも、日本国内の法人登記したユーザーのみ利用できるco.jpドメインが5,000円程度です。
中古ドメインは安くても数万円~が普通です。
特にドメインパワーが強いものは数10万円以上します。
転売を見越して有名な企業名や、有名なサービス、商品に似たドメインを取得しているドメイン販売事業者もいます。
ドメインに投資して回収が見込める企業でない限り、なかなかハードルが高いと感じます。
ペナルティーを受けているケースがある
中古ドメインは、検索エンジンからペナルティーを受けているケースがあります。
ツールでチェックするとドメインパワーが高いのに、運用を開始すると全然検索結果があがらないというケースがあります。
ドメインパワーを上げるために、同一IPからの被リンクといったブラックハットSEOをしていてドメインなどがこれに当たります。
強くてニューゲームのはずが、呪いのアイテムつきでのスタートになってしまいます。
中古ドメインを作る方法
安全な中古ドメインを格安で用意する方法を紹介します。この方法は私が実践しているもので、100%安全。
グーグルからのペナルティーを受けない裏技です。
ドメインにはドメイン年齢と呼ばれる数値があります。
人間の年齢と同じく、ドメインが生まれた日(ドメイン取得日)から経過した年数です。
検索エンジンがサイトを評価するポイントに、このドメイン年齢があるといわれています。
新参者の発言より、古参の発言をより高く評価するといったイメージです。
アフィリエイトなどを目的にブログ運営する場合、メインのサイトが落ち着いた段階で、別のサイト運営を行うことになります。
その時の為にドメインを取得しておくとスタートに弾みが付きます。
ちなみに私は3年程度寝かせてドメインでブログを運営したことがあります。運営を開始したその月のブログPV数は130,000超えでした。
新規ドメインの場合、なかなか検索エンジンに新記事がインデックスされなかったりしますが、私のブログでは公開後、1分でサイトが検索エンジンにインデックスされました。
トレンドブログを運営していたので、記事公開から検索エンジンまでの登録のタイムラグがないので非常に役に立ちました。
中古ドメインの取得はトラブルになるケースも
中古ドメインを利用したサイト運営は、SEO上のメリットが大きく非常に魅力的です。
日本国内だけでなく、海外でも中古ドメインの取引は非常に大きなマーケットになっています。
誰も狙っている中古ドメインを購入できますが、お金を支払ったのにゆずってもらえなかったというトラブルがあります。
ドメインは実在するものとは違い概念的なもの
受け渡しでトラブルになるケースもあります。実際に中古ドメインを購入する際は、用心しましょう。
まとめ
中古ドメインをエックスサーバーで利用する方法、中古ドメインを利用するメリット・デメリットについて解説しました。
中古ドメインはうまく取得できれば、強くてニューゲーム状態でサイト運営を開始できます。
その反面、検索エンジンからペナルティーを受けているものも販売されています。
こういった中古ドメインを購入してしまった場合、狙ったようなSEO効果がないばかりか、SEO的にマイナスの状態からサイト運営をすることになります。
中古ドメインは初心者にはハードルが高いので、初めてブログ運営する人は素直に新規ドメインがおススメです。
公式サイト エックスサーバー