本日2017年2月14日の墨田区錦糸公園の桜の様子を撮影してきました。
JR錦糸町駅北口から錦糸公園に入る入口付近に、早咲きの河津桜があるのはご存知ですか?
ソメイヨシノなどの人気品種だと数本または数十本連なって植えられていることが多く桜と認知しやすいのですが、錦糸公園の河津桜は入口にある一本だけです。また、あまりに早い時期に咲いているので桜に詳しくない方はこれが桜だと気づきにくいかもしれません。私もその中の一人でした。
さて河津桜の開花状況ですが、蕾がチラホラしているものの既に開花しており6、7分咲きといったぐらいです。
綺麗に桜を撮影したいのであれば、全体を観察し形の整った花びらを被写体にするのが大事です。
6,7分咲きはフレッシュで綺麗な花びらが多く、近寄って花びらをしっかり撮影したい人にはいい頃合いだと思います。もう少しすると当然蕾はなくなるのですが、先に開花した桜の花びらが枯れてきたり、雨風で一部欠けてしまう為、近接撮影の際のモデル選びが難しくなります。
そういった意味で河津桜の撮影は、蕾の残る6,7分咲きがお勧めです。
錦糸公園の河津桜を綺麗に写真に撮りたい場合、午前~午後1時ぐらいがお勧めです。
錦糸町駅周辺にある高いビルのおかげで、午後2時過ぎには河津桜のある錦糸公園入口は日陰になる為です。露出を自分で調整できる一眼レフカメラ等を使う場合は問題ないでしょうが、あまり露出の設定や調整の出来ないスマートフォンなどでは色鮮やかに撮影するのは難しくなるでしょう。
河津桜はソメイヨシノと比較しピンク色が濃く写真映えするので私は大好きな桜です。
私は上の写真のように、フンワリした桜の写真が好きです。私なりの桜撮影のコツは「晴れて風のない日」に撮影する。「整った花びらの房を主役」に、「前ボケや後ボケの出来る構図」でといったところです。
風のない日が望まし理由は、花びらは小さくちょっとした風でかなり揺れる為、高速なシャッタースピードでないとブレる可能性が高くなるという点を考慮しているからです。
「ボケ」については主役の桜の前後に別の房がある構図を探せばOKです。レンズは明るいレンズで、焦点距離の長いレンズを使うと圧縮効果で上の写真のようになります(F2.8 、焦点距離は200㎜です)。
よりフンワリした写真にしたい場合、なるべき桜の幹や枝が写りこまない構図にすることをお勧めします。幹や枝は「黒」が強く、ピンク色でフンワリ仕上げた写真に混じるとちょっぴりゴツゴツした異物感が出てしまう為です(下は枝をあえて入れた構図です)。
せっかくですから、綺麗に桜を撮影したいものですね。
また近々錦糸公園の桜の開花状況を紹介しますね。
→墨田区スカイツリーにある2017年桜の様子はこちらの記事です。