[:ja]芝ドリルってご存知でしょうか?
「芝犬」と「ドリル」を合わせた造語です。動物を飼っている人なら一度は見たことがあるかと思いますが、概ね以下の画像の通り、体をブルブル震わせた様子です。鼻を中心にドリル状になっていますよね?
これぞ芝ドリルなのです。ではどうやって芝ドリルを撮影するか、コツを解説します。
芝ドリル撮影のコツは2つ!
それは「ブルブル震えるタイミングを知る事」「シャッタースピードを適切に設定すること」です。
柴犬がブルブル震えるタイミングは?
芝ドリルはいつでも撮影できるわけではありません。柴犬がブルブルしなくちゃ始まりません。ではいつブルブルするのか?これを把握する必要がありますね。
柴犬に限らず、犬は水に濡れた時、寝起き、不安や緊張&嫌悪感などを感じる時などにブルブルします。犬を飼っているかたであれば、日ごろ観察することで、そのタイミングがわかります。
犬に水をかける、耳に息を吹き替えるなどは、犬にストレスをかけることになるので、絶対にやめましょう。
芝ドリル撮影のシャッタースピードの設定は?
シャッタースピードは、被写体の動き(つまりブルブル速度)により異なります。シャッタースピードが高速過ぎると、動きがビシッと止まった状態となり、十分なドリルになりません。また、シャッタースピード逆に遅いと、被写体ブレが著しくなるだけでなく、露出がオーバーになりがちです。
今回、柴犬(雄)の寝起き時のブルブルを、いくつかのシャッタースピードで撮影してみました。
シャッタースピード:1/200秒
シャッタースピードが速すぎる為、十分なドリル感が出ていません。
シャッタースピード:1/80秒
まだシャッタースピードが速く、顔が認識可能。
写真一枚目は、ブルブル開始時の為、スピードが出ていない。2枚目はブルブル速度が上がっているので、同一のシャッタースピードでも、ドリル感が上がっているのが分かる。
シャッタースピード:1/40秒
このあたりのシャッタースピードで、ようやくドリル感が出ている。芝ワンコのブルブル速度によっては、このシャッタースピードで芝ドリル写真が撮影できる。
シャッタースピード:1/25秒
さらにシャッタースピードを遅く設定。芝ドリル完成です。
今回の撮影では1/40秒~1/25秒のシャッタースピードで、芝ドリル写真が撮影可能でした。被写体のブルブル速度によりシャッタースピードの調整が必要になりますが、概ねこの速度を目安に設定を行って撮影してみましょう。動きの読みにくい動物を手持ちの低速シャッターで撮影する際、どうしても手ぶれがおこりやすいので、注意が必要です。またシャッタースピードを遅くするごとに露出があがるので、絞りまたは感度で露出を調整しつつ撮影にのぞみましょう。[:]